アルコールストーブ
最近の妙に気になるのがウルトラライトパッキングというスタイル。山へ行くのにも自転車でツーリングをするのにも、災害時にも役にたつ、一石三鳥の装備に違いないと思い始めたからだ。以前から興味はあったものの、きっかけとなったのは仏教関係の本を読んでいたからかもしれない。何事も簡素に、物は少なければ少ないほど良いという気持ちが、年々日を追うごとに増してきた気がする。
このアルコールストーブは重さ34gでチタンゴトクEBY258(13g)と合わせても47gしかない。燃料にはアルコールを使用するが一回の使用量は水300mlであればアルコール60mlあれば沸かすことができる。
今回、初めてのアルコールストーブの使用だったので、300mlの水を60mlのアルコールストーブで沸かせるのか、というテストをした。結果、この冬の時期、水温が冷たかったからか、風が少し強かったせいかはわからないが、ぐらぐらと完全に沸騰するというところまでは至らなかったものの、インスタントコーヒーを飲むのであれば十分な温度にまでは達することができた。
今回使ってみて良かった点は、、、。
・軽量
・コンパクト
・故障しないという安心感
・アルコールが近所の薬局で買える
ガスの方が良いと感じた点は、、、。
・ライターでは着火がやりにくい
・冬場は60mlでは沸騰は難しい?
・昼間は炎が見えにくい
この日は風が強くて火が安定していなかったこともあると思うが、ひょっとしたら冬場はガスの方が良いのかもしれない。
結局登山の際にはアルコールストーブの方を予備として持って行くことになりそうな予感がする、、、。
金剛山
今日は日帰りで。
金剛山のロープウェイ乗り場へくと、運休中とのお知らせがあり、歩いて登ることに。駐車場裏から登ること約50分で金剛山キャンプ場へ到着。
キャンプ場の入り口へ着く直前にこの伏見峠の看板がある。
ダイトレ=ダイヤモンドトレール
ここから紀見峠まで歩いたことは一度もないが今回は久留野峠まで向かって、そこからロープウェイ乗り場まで下ることにする。
途中の道は急に人通りが途絶え、誰ともすれ違うことがなかった。
一本道なのに、本当にこれでいいのか、と不安になる。
およそ1時間で久留野峠に到着。
この久留野峠の辺りは鬱蒼とした杉林で人もいなかった。
ダイヤモンドトレールをまっすぐ行くと行者杉へ。
久留野峠は十字路になっていて、標識が多い。
奈良へ下る道 藤岡住宅とは?
久留米峠からロープウェイ乗り場までの下り道。
写真からは伝わりにくいが、かなりの急坂で足が筋肉痛になった。
久留野峠からロープウェイ乗り場までも、およそ1時間の道程。
葛城山4
山頂にて
山の朝は早い。朝6時に起きたというのに、周りの人たちは既に動きはじめていたりする。朝起きて山頂へ向かうと既にそこには数人の人たちがいて、朝の光を浴びていた。
とても静かだ。誰も何も言うことなく、朝日に向かっている光景は不思議だがとても気持ちの良いものに感じた。普段は眼前に広がる大阪平野の中をせわしなく行ったり来たりして、朝日に目を向けることなど滅多にないということが、なんだかとてももったいないことをしているように思えてくる。
金剛山へはよく行っていたのに、今回葛城山には初めて来た。金剛山とはまた雰囲気がいろいろと違っている気がする。例えばこの写真の鐘だ。
”天空のハッピーベル”というそう。恋人同士がこの鐘を鳴らして、ハートの南京錠をロックすればその愛は永遠ということなんだろうか。
金剛山にはこんなロマンチックなものはないはず。どちらの山にもロープウェーはあるが、葛城山のほうがより簡単に山頂まで登れるということもあって気軽にカップルが登ってこられるのかもしれない。
それに金剛山に比べてレストランや自販機、トイレも充実している。白樺食堂というレストランがあり、テラス席からは奈良盆地を一望できるし、その隣にあるトイレも外観はログハウス風で、中も清潔に保たれていた。ちなみにテントサイトからこのトイレまでの距離は歩いて2分ほどだ。
テントサイトのほぼ隣には自販機が3台並んでいて、スポーツドリンクや、お茶、コーヒー、カロリーメイトまで販売している。カロリーメイトがあれば、一泊ぐらいなら食事を持ってこなくても大丈夫じゃ、、、とも正直思う。
山頂の散策を楽しんだあと、最初に来た道を、膝をガクガクさせながら下山することになった。もっと山登りしなきゃと思う。来た時と同じで、走っている人に出会うごとに。普段運動はしているが、使ってる筋肉が違うはずだ。
水越峠の金剛山への入り口はどこかなと思っていたら、多くの登山客がこの中へ入っていくのを見た。
ここは、近畿自然歩道のルートになっているからだ。
次回はこのルートも使ってみたい。